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蝦夷地の城 チャシ [城・館・チャシ・グスク]

 以前「ばんさん」そして今回「ちょいのりさん」から「チャシ」についてお話がありました。
 チャシ=アイヌの城と一般的に言われていますが、城の定義。

「敵の攻撃を防御する、要塞」と言われています。

 アイヌについての文献資料が少なく、解明されていない、発掘調査でも新しい発見はありません。

日本の城を分類するときに大きく分けて、

年代による分類

地域による分類

土木形式による分類

建築様式による分類

戦術的な分類

  等々に分類されます、そして敵の攻撃を防御するとあります。

 系列よる分類では
環濠集落
柵城(キキ)
チャシ
神籠石(こうごいし)
稲城
茨城
グスク
陣屋


などが城として書かれてます、チャシも城としてあります。
これらのなかで、神籠石については城とも、神社とも言われています、ほとんどが、
中国・市国・九州で発見されています。


環濠集落については復元されているところがあります。
下の写真は2010年3月2日に撮った大塚環濠です。
IMG_5198.JPGIMG_5208.JPG                                                                                      






                                                                                                                                                                                                                                                                          
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              
                                                                   

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       


                                                                  
                  
IMG_5199.JPGIMG_5203.JPG                 
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    
                  
この右下の写真を見て下さい、土塁の上に柵がありその内側に堀があります、城のイメージでは
土塁(石垣)の外側が堀なので逆ですね。

次は吉野ヶ里遺跡です、2004年9月9日に撮ったものです。
IMGP0204.JPGIMGP0196.JPG
IMGP0137.JPGIMGP0260.JPG
IMGP0119.JPGIMGP0195.JPG
この環濠も内側に堀があります、外敵の攻撃を防御するなら土塁・柵の外側に堀を
設けると思われたとおもいます。
 自分も疑問に思いある先生にお聞きしたことがあります、この先生私説だが、弥生時代は、
弥生人同士または縄文人同士で争った痕跡が見つかっていない、多分この外敵とは、人
ではなく猛獣ではなかったのではないか、例えば上の写真にあるように、猪や熊、猿、オオカミ
ではないか、柵をよじ登って乗り越えた先の濠、この濠は泥水のため足をとられている間に
敵を攻撃するのでは、と云っておられた。

 では、チャシの機能は
1.戦闘用の砦
2.祭祀場(聖域)
3.談合用の会議場
4.サケ漁などの資源監視用の見張り台
 これだけだとイメージが出来ないかもしれませんので、
Scan-2.jpg
このイラストは「日本の城の基礎知識」井上宗和著(日本城郭協会初代会長)の中の
チャシの形体です。
下の図は日本城郭全集に載っているチャシです。
Scan.jpg
Scan-1.jpg
 これらを見てこんなもので防御できるのとお思いでしょう。

 アイヌの人が戦争をしたのは、「コシャマインの乱」、これは、嘉吉元(1441)年から長禄
7(1457)年までの大和人とアイヌの人との戦争で、アイヌ人同士での争いの文献は
見つかってません。

アイヌについては、
「札幌博物学学会報」1906年、河野常吉が「チャシ即ち蝦夷の砦」
「人類学雑誌」1918年、阿部正巳「北海道のチャシ」
「日本石器時代の提夢」1929年、中谷治宇二郎は「蝦夷の砦」
と研究はされていますが、進んでいないようです。

 では、チャシはどのくらいあったのでしょうか、北海道教育委員会が、昭和48(1973)年
からの調査では約340基のチャシが確認されました、その後日本城郭大系では576基
のチャシが載っています。

 自分はまだほとんど解明されていないチャシを何故100名城にしたのでしょうか?。

  今後も調査はされると思いますが、このチャシは自然の地形を利用した、地域による
分類がほとんどなので、発見されにくいとおもいます。

 昭和3年に庁立小樽中学校の生徒6名によって創立された「忍路(おしゅろ)郡考古学研究会」
の会員の1人室谷精四郎が、昭和四年十月一日号の河北新報の学芸欄に載せた「東北の
古城址と北海道のチャシとの関係」の中で試みた分類があります。
 室谷はこれを執筆したとき、東北帝国大学の学生でした、その中で彼はチャシを、
1.段丘式
2.丘先式
3.半月形式
4.三角形式
の四つに分けています、立地分類と構造的分類が混乱しています。

 現在、チャシ調査で一般的に流布されている分類は下の四分類で、河野広道が、これまでの
説をまとめ提唱したものです。「網走市史」(昭和33年)
1..丘先式チャシコツ
2.面崖式チャシコツ
3.丘頂式チャシコツ
4.孤島式チャシコツ
これは上のチャシの形体の図です。

チャシについては先にも述べましたように文献史料がほとんどなく、あまりチャシの説明に
ならなかったとおもいます。


 これは、私事で大変恐縮ですが、自分も傘寿を過ぎ、体力的にも自信がなくなり、
肺気腫のせいか、ちょっと歩いただけで、はあはあと息があらくなります、また、目
のほうも緑内障で視野が狭いところ、加齢黄班で左目はめがねをかけて0.01以下
つまり左目はほとんど見えない状態です、で、本はこの2年ほとんど読んでいません
またこのブログを書くのもすすみません、現在週間隔の更新でしたが、今後不定期
になると思いますが、宜しくお願いします。





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